1.導入
今回は、採用チームの鶴田がla belle vieのプロダクトグループで活躍するPdM(プロダクトマネージャー、以下PdM)の北郷 愛さんにインタビューしました。
ユーザー目線でのプロダクト作りを通じてプロダクトの価値を最大化する北郷さん。プロダクトの仕様策定やシステム改善に加え、部門横断型のプロジェクトをリードし、顧客やクライアント満足度向上に貢献しています。その柔軟な対応力と着実な成果が評価され、社内外で信頼を集めるなど、多岐にわたる活躍をされています。
今回は、la belle vieに入社したきっかけ、現在のプロダクトグループや仕事内容、やりがいやチームの雰囲気、そしてla belle vieの魅力について、さまざまなテーマでお話を伺いました。
2. プロフィール(経歴)
プロダクトマネージャー(PdM):北郷 愛 さん
図書館情報学を専攻していた学生時代、プログラミングスキル向上を目指してSIer企業に就職。その後、学生時代から愛読していたVOGUEがバックエンドエンジニアを募集していることを知り、雑誌の求人欄より応募して合同会社コンデナスト・ジャパンへ転職。さらにスキルアップを求めてファッション業界専門紙「WWDJAPAN」を発行する株式会社 INFASパブリケーションズに移り、フルスタックエンジニアを経てプロジェクトマネージャーやスクラムマスターを経験。現在はla belle vieでPdMとして活躍しています。
3. 入社したきっかけ
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la belle vieに入社したきっかけについて教えていただけますか?
北郷:今回の転職のきっかけは、子どもが生まれたことが大きな転機となりました。子どもが生まれた後もしばらくエンジニアやプロジェクトマネージャー(PjM)を続けていましたが、正直なところ、自分はコードを書くことがそこまで好きではなく、将来的には手を動かすエンジニアというよりも、設計や調整などの上流工程に加えプロダクトを担当するプロダクトマネージャー(PdM)の仕事をしたいと考えるようになりました。
以前の会社では、組織の規模が小さく社内でサービスを運営しており、それはそれで楽しかったのですが、他社が求めるプロダクトマネジメントの経験には届かないと感じることもあり転職活動を始めました。
しかし、私はPdMとしてのキャリアを望んでいるのに、企業からはエンジニアとしての経験が強く求められる場面が多く、なかなかうまくいかないと感じていました。
そんな中で、前職で目にしたla belle vieの取材記事が印象に残っていました。サステナブルな事業形態でビジネスを展開している点に魅力を感じ、応募をしました。
面接ではディレクターの落田さんとお話する機会があり、意気投合したことでご縁をいただきました。
現在は、プロダクトの上流工程に携わりながら、自分が本当にやりたかったことに近づけていると感じています。
4. la belle vieでの仕事内容について
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現在は la belle vie でどのようなお仕事をされているのでしょうか?
北郷:まず、私が所属するプロダクトグループは大きく3つのチームで構成されています。「プロダクトチーム」「UI/UXチーム」「QAチーム」の3つですね。それぞれが役割を持ちながら、サービスをテクノロジー面で管理しています。
北郷:その中で私はPdM(プロダクトマネージャー)として、la belle vie のプロダクトをどうすべきか決める、または決めるために調整する役割を務めています。la belle vie には「GLADD」「GILT」「WHITE LABEL」というサービスがあります。各部署やサービスを利用するお客様から寄せられる要望をもとに、システムで作るべき機能の要件をまとめ、実装範囲を決めています。単に要望をそのまま形にするのではなく、機能が大きくなりすぎないように調整しながら、要件や仕様を確定し、関係者の合意を得て進めていきます。
例えば、WHITE LABELではベンダー様からの要望や、カスタマイズを加えて欲しいといったリクエストが来ることがあります。その際には、関係者全員を巻き込みつつ、優先順位や対応範囲をジャッジして進めていきます。
機能の実装が完了したらQAチームに確認を依頼し、不具合がないことを確認した上でリリースまで責任を持つのがPdMの役割です。
また、弊社が開発したシステム以外にも、外部のサービスやツール(例えばバイイング&マーチャンダイジング部やロジスティック部が利用する社内の業務システムなど)を活用しています。これら外部システムとの連携が必要な場面では、それぞれの特性や制約を理解したうえで最適な対応策を検討しています。
- どのような時にやりがいを感じられますか?
北郷:やりがいを感じる場面は、「GLADD」や「GILT」、「WHITE LABEL」それぞれで少し違います。
まずGLADDについては、委託販売が多いため、クライアントの売上が私たちの売上にも直結しています。特に、MDがこだわりを持って選んだ質の高い商品が無事にお客様の手に渡る瞬間を見ると、とても嬉しいです。元々サスティナブルな当社の取り組みを紹介する記事を読んで興味を持ったという経緯もあるので、商品が廃棄されることなく、しっかりと価値を届けられていると実感できます。また、システムについて『使いやすくなった』と言われると、頑張って良かったなと感じます。
WHITE LABELに関しては、ブランド様のファミリーセールを支援するサービスですが、単にシステムを提供するだけではなく、クライアントを含めた部門横断型のチームで一つのセールを作り上げることがやりがいの一つです。クライアントだけでなく、社内のMDやマーケティングチームとも連携して、セールの開催からアフターフォローまでを一貫してサポートしています。
セールが無事に成功し、直接お客様から喜びの声をいただけたときは、大きな達成感を得られますね。
5. プロダクトグループの雰囲気や環境
北郷:プロダクトグループの大きな特徴は、ディレクターの落田さんが私たちに裁量権を持たせてくれるところですね。やり方や実現方法については基本的に任せてくれるので、自分たちで考えながら進めることができます。
普段の仕事はもちろん、例えば「これが必要だ」と判断した場合には、新しいサービスを導入しても良いと言ってもらえるんです。ただ、その分、責任もしっかり伴います。
例えば、クラリティというお客様の行動分析ツールについて、Webサービスではすでに使用しているものの、アプリへの導入を検討した際も、単に「これを使って」という指示ではなく、「たとえ費用がかかっても、より高い精度や効果が得られるものがあればそれを提案してもいいよ」といった自由と責任のバランスを適切に任せてもらえる環境が、働きやすい理由の一つです。
6. 応募者にひとこと
北郷:プロダクトグループでは、いろいろな部署や人と関わりながら、何が求められているのかを引き出す力がとても大切です。それに、自分のチームだけでなく、会社全体の流れを見ながら、しっかりと機能提案や要件をまとめていくことも必要になります。
システムはあくまで手段であって、目的ではないので、時には『これはやる意味がない』とはっきり伝えなければいけない場面もあります。そんなときも、広い視野で他部署とも調整しながら、状況に応じて判断ができる方に、ぜひ仲間に加わってほしいと思っています。
7. まとめ
la belle vieのプロダクトグループは、多彩なサービスを支えながら、顧客や社内のニーズに応える柔軟でクリエイティブなチームです。プロダクトの価値を最大化し、サービスのグロースを通じてお客様とビジネスパートナー双方に貢献することを目指しています。
la belle vieでは、一緒に働く仲間を募集しています。多くの部署やステークホルダーと連携しながら課題解決を図る力や、ものづくりを通じて成果を実感したい熱意、そしてプロダクトやサービスの成長を間近で感じられる環境で挑戦したい方、ぜひ私たちと一緒に働きませんか?